三大栄養素という呼び方に限界を感じませんか。

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思い返せば小学校のころ、給食の献立に三大栄養素がなんたらかんたら・・・とか書いてありました。その3種類は知っていますね。炭水化物、タンパク質、脂質です。

炭水化物、脂質はエネルギーになる。タンパク質は体のもとになる。当時はそんなもんだろうと疑問を持ちませんでしたが、私はもう大人です。これがおかしいことくらい分かるようになりましたよ。

まず、この三大栄養素がエネルギーになるのか。炭水化物という表現は最近あまり使われなくなりましたので、三大栄養素としての炭水化物=糖質として話を進めます。

糖質=エネルギーになる。みなさんの知っている通りです。
脂質=エネルギーになる。脂質から作られるケトン体で脳も活動できる。赤血球はブドウ糖でないとダメ。
タンパク質=糖新生という機能で分解されるとブドウ糖になる。もちろんエネルギーになる。

三大栄養素は全てエネルギーになります。特にタンパク質はブドウ糖の材料にもなるので、脳にはブドウ糖が必要なの!と思っている人も安心ですね。

続いて、「体のもとになる」という点について。さきほどの給食の献立の話では、タンパク質が体のもとになるという事でした。それは間違っていません。しかし、体には必要な栄養素があり、三大栄養素の中でいえば、タンパク質から得られる必須アミノ酸、脂質から得られる必須脂肪酸が重要になります。

必須アミノ酸、必須脂肪酸は体の材料になり、自分自身では作り出す事ができず、食事から摂らなければなりません。というわけで、タンパク質だけでなく、脂質も「体のもとになる」である事が分かります。ちなみに脳は60%が脂質でできています。

糖質は体を作る事はできません。自動車でいえば、ガソリンにあたるものが糖質です。タンパク質や脂質は金属・樹脂など自動車の材料にあたる役割も、ガソリンとしての役割も果たせるのです。

三大栄養素において、体にとって「重要」という視点で見ると、タンパク質と脂質の存在が非常に大きいです。極論ですが、糖質を摂らなくてもタンパク質からブドウ糖が作られるので問題ありません。

以上の事から、私は「三大栄養素」という表現が古いものであると考えています。これからはタンパク質と脂質をまとめて「栄養素ツートップ」と呼びたいですね。かっこいいです。もしくは栄養界の「内裏雛(だいりびな)」ですね。そうなると、三人官女(さんにんかんじょ)はビタミン、ミネラル、食物繊維が良さそうです。糖質は五人囃子(ごにんばやし)あたりに入る事になるでしょうか。

いまだに三大栄養素とか、脂質を摂りすぎないようにとか言ってる管理栄養士さん(要資格)がいますけど、その資格を得る為に受ける試験の内容があまりにも古すぎるんでしょうか。これ、国家資格なんですね。日本が心配です。

糖質過多が大きな原因である糖尿病・がん患者を減らす為にも正しい情報が浸透していく事を祈ります。おわり。