糖質と血圧のちょっとあぶない関係

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糖質制限で血圧が下がる!なんて情報を見かけます。しかし、その内容は糖質制限で痩せたから血圧が下がるといったものばかり。ガリガリに痩せていても高血圧な人もいますよね。どうしてなのでしょうか・・・。

血圧が上がる原因として有名なのは塩分ですね。体内の塩分が増えると血流も増やして塩分が濃くならないようにする。血流が増えれば血圧が上がるというしくみです。ふむふむ。たしかにその通り。塩分には血圧を上げる働きがあります。

では、やっぱり塩が悪いのでしょうか。いえいえ、そう簡単な話ではありません。私たちの体には塩分を排出する機能がありますよね。汗と尿です。真夏にもなれば、着ていたシャツに塩が浮き出るほどの塩分を排出することもできます。私たちの体は正常に動いていれば必要な塩分だけを体に残すようにできています。

なんらかの理由で余分な塩分までも体に残り続けてしまったら・・・。高血圧になりそうですね。なんと、塩分が体に残ってしまう事はインスリンと関係しているのです。私ってば、3年も糖質制限を続けているのにぜんぜん知りませんでした。

インスリンが過剰に分泌されている状態では、体内の塩分(ナトリウム)が排出されにくくなります。具体的には、インスリンが増えると、尿として排出されようとしている塩分を体の中に戻してしまう力が強くなり、排出される塩分が少なくなります。

難しい言葉で言うと、高インスリンの環境では尿細管からのナトリウム再吸収が亢進するんです!

インスリンが多く分泌される原因といえば・・・そう、糖質です。糖質を多く摂ると塩分が体に残りやすいという事がわかりましたね。余分な塩分が体に残れば、血圧が上がっていくわけです。

つまり、糖質制限で血圧が下がるというのは、インスリンの過剰分泌が収まるので、余分な塩分が体の外に排出されやすくなり、高血圧が改善するという事です。そもそも塩分を控えればいいという意見もありますが、糖質を摂りたいからといって塩分を減らすのは健康を害するのでおすすめしません。

糖質制限が痩せる事は知られていても、炭水化物至上主義は変わりません。糖質や脂質の知識は、ねじ曲げられたまま。世の高齢者たちが医者から塩分を控えるように指導されながら、白米で血圧を上げていくのは切ないです。